株式会社Spelldata

株式会社アムタス

株式会社アムタス様

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今回は、株式会社アムタス様が運営する国内最大級の電子書籍サイト「めちゃコミック」の高速化について、SpelldataのWebパフォーマンスチューニングサービスを導入して頂きました。
高速化プロジェクトを担当されためちゃコミック事業本部 マーケティング部の松本様に、アムタス様がなぜWebパフォーマンスを重要視しているのか、コンサルティングを導入した感想や、今後の展望などをお伺いしました。

めちゃコミック事業本部マーケティング部 松本郷平 様

松本様の仕事内容について

アムタスは電子書籍配信サービス「めちゃコミック」を運営しています。
めちゃコミックは、漫画を中心としたマルチデバイスに対応した国内最大級の電子書籍サイトです。
私はめちゃコミックの事業成長を担うマーケティング部に在籍し、サイトの機能やUI改善、SEO、表示スピード改善、各種調査などを担当しています。

表示速度改善のきっかけ

サイト内に来訪されるお客様の商品探索行動をよりシンプルにしながらも、新たな漫画との出会いを創出するというミッションに対し、特定ページのリッチ化が段階的に進みました。
それに伴いその特定ページの商品掲載数の増加やロジックの複雑化により、ページの表示速度に影響が起こることが想定されました。
そのため、まずは現状把握とリッチ化に伴う影響を把握するために、Synthetic Monitoring Toolを導入し可視化したことがきっかけです。

またこの時期にGoogleのSpeed Updateも話題になっていて、SEOを担当していたこともあって速度に対する世の中の要求を肌で強く感じていたということもあります。

Spelldataを選んだ理由

SEO関連のイベントで竹洞さんのセッションを拝聴したことがきっかけでした。
表示速度の仕組みを理解し、ボトルネックをあぶりだし、改善策を提案する。
これは独力では限界があり、その道に長けた専門家のサポートが必要だと感じていた時期でした。

そのイベントですぐに直接お話をさせていただき、その後の竹洞さんとのやり取りを経てSpelldata社がこの領域においてトップランナーであると確信を持ったことが率直な理由です。

高速化を重要視する理由

サービスによってプロセスは異なるとは思いますが、集客から優良顧客化していくまでには一連のプロセスがあって、我々はお客様をその目的地に導くために思考錯誤しながら、様々な施策を展開しています。
Web広告やTVCM、キャンペーンやレコメンド、パーソナライズ、メルマガなど、いろいろな施策を打ち、お客様が快適に目的地まで進めるよう一生懸命に道案内をしているわけです。
しかしどれだけ適切に道案内しても、道路自体が混雑して前に進めなければ意味がないですよね。
せっかく実施した様々な施策の効果が削り取られ、チリも積もれば大きな機会損失を生み出している可能性があります。

そう考えると、Webの性能品質というのは、すべての施策のベースである機能的価値であると言えます。
その機会損失を少しでも減らし、お客様に快適にサービスを利用してもらえるよう私たちは表示スピードの性能品質を重視しています。

速度改善に対するご感想

速度改善は大変だなと感じました。
これをやれば速くなるといったベストプラクティスはネット上では転がっていますが、すべてのサイトには個性があるので、それが必ずしも最適とは限りません。
ボトルネックとなる要因は複雑に絡み合っていて、それをひとつひとつひも解いて優先順位をつけて対応していく。
対応したのにあまり効果が確認できないこともしばしば。でも次の対応をしたときにその効果が発現するなんてことも。

私はエンジニアではないのでそういった技術的なところをすべて理解するのは無理でした。
Spelldataさんにその辺をお任せし、抽出されたボトルネック改善策をいかに社内で前に進めるかが私の命題でした。

まだ道半ばではありますが、おかげさまで着実に前に進むことができています。
また竹洞さんとコミュニケーションを取ることで、私自身の表示速度に関する理解や知識が深まっていることを実感しています。

今後の展望について

社内の体制強化です。
当社はハイレベルなサーバーサイトのエンジニアは多数いるのですが、Javascript領域を専門とするフロントエンドエンジニアが不足しています。
たとえJavascriptまわりがボトルネックと分かっていても、今の体制では大胆な改善を進めることがなかなか困難な状況にあります。
人材補強・育成によるフロントエンド領域のスキル強化が目下の課題です。